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世界との出会い42(ある小説家の日記)

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⚫︎『一私小説書きの日乗 遥道の章』西村賢太角川書店 2016年5月)

クリスマスや正月といった、世間の習慣よりも、自分の習慣通りに日々を送るように見える作家の日常が、ある意味、平凡だが、何か興味を唆られる。特に、食べものの記述が、私には面白い。酒の肴とB級グルメが多い印象。これは記憶しているのだろうか、それと

もメモっているのだろうか。自炊は比較的少ないようだが、たまに好みのものを作っている様子。一人暮らしだし、外食も結構ある。自分の好物だけを食卓にのせればよいのだからいつも舌を楽しませ、たらふく食べているようだ。



世界との出会い41(人生はサバイバル)

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⚫︎気象庁によると、今日、弥生3月1日(水)が春の始まりらしい。

⚫︎人間にとっての最大の問題は、如何に死を克服するかにある。もちろん、永久に死を克服することはできない。今、自分の目の前にある死を克服して生き抜くことが最大の問題だ。この最大の目標を達成するために、様々なレベルの問題を解決しなければならない。その問題を数え挙げて行けば、無数にある。例えば、次のような領域がある。

・身体に関すること➡︎健康について

・認知や情動に関すること➡︎心理的・精神的健康について

・社会に関すること➡︎家族、友人、地域、職場、コミュニティーにおける人間関係について

これらは、大きな括りだが、その中にそれぞれまた、実に細かな問題群が存在する。人生は、毎日がサバイバルである。世界との出会いとは、ある意味で、問題群との出会いである。


世界との出会い40

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 ⚫︎伊藤若冲は、流派に(多分)属することがなかった分、自然の観察に多くの時間を費やすことができたのだろう。それによって、自然的存在者の構造が細部まで切れ目ないことを知ったのではないか。彼もまた、彼の身体が掴んだ世界を、我々に展示して見せてくれた。

世界との出会い39

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⚫︎古本屋で100円くらいで買った文庫だが、流石に、この著者による著作、読み応えのある内容である。注の欄にホィストというカードゲーム(トランプ)の遊び方を詳しく説明してあるところなど興味深い。とっても安いが、内容の素晴らしい本に出会えるのが、古書店巡りの醍醐味である。

📚『プラグマティズム入門』鶴見俊輔 社会思想研究会出版部(社会思想社の前身)
昭和34年



世界との出会い38

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⚫︎人間の顔に現れる微笑みという現象は何だろう。(取り合えず)主体(と呼ばれるもの)と対象がどのような関係にある時、主体の側に微笑みが生まれるのか。 内容的微笑み、つまり本当の微笑みと形式的微笑み、つまり格好だけの微笑みがある。真の微笑みとは、対象によって誘発される、自己における 安心感の確認ではないだろうか。

世界との出会い37

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⚫︎知性の働きとは、まずは分けること。全体を部分に分けることと、賛成部分と反対部分に分けること。それができないところには、知性はない。
(Function of intellec is at first to divide.  To divide the whole into the parts, what we can be for and what we can be against. There is no intellect without it.)


世界との出会い36

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⚫︎understand(理解する) について。なぜ理解するが「下に立つ」ことなのか。それは基底を知ること。自動車の構造も底を見ないと解らない。山もビルも遠くから見ているだけでは、その内部は分からない。下まで行って、間に入らないと解らない。