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世界との出会い7

⚫︎例えば、腰を痛めて、腰の筋肉を十全に使えない時は、自然に足や腕や手の筋肉を使うことになる。それは、また腰に痛みが来たり、転倒したりするのを防ぐために、身体が自ずからそのような体勢をとるからである。

身体が普通に立ち、活動する為には、バランスを取ることが必須である。

⚫︎しかし、これは、身体にのみ言えることではない。ありとあらゆる事象、物理的事象、心理的事象、詰まりは、世界の存立についても言えることである。バランスという概念は、多くの事象を説明できるかなり普遍的概念ではないか。余りに普遍的な概念はかえって、殆ど意味のないことに通じてしまうが、この概念は、展開の仕様によっては、かなり説明力のある概念にならないだろうか。

⚫︎バランスを考察するということは、連続性を考察すること、プロセスを考察することであり、それは、多様性を考察することでもある。なぜなら、バランスは、必ず、中間者を考慮に入れることを要求するからである。中間者を認めるということは、多様性を認めるということである。