世界との出会い16

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⚫︎『思想をかたちにする 上野千鶴子対談集』(青土社 2015年)を読んでいる。イマニュエル・ウォーラーステインを引いて、P161「…複数の世帯員が小銭をかき集めて、持ち寄り家計で助け合って生きるのが、次世代型のサバイバルだと。わたし(上野)は全くそれに同感です。」また、宇野常寛を引いて、P170「承認の供給はたいしたものである必要はなくて、小さな承認をかき集めればよいと言っていますね。とても納得できる議論でした。」とあった。

小さなものを集めていくというのが現実的な生き残り法かもしれない。小さなものでも満足できる自己をどうやって作っていくか。

それが問題だ。小さいからと言って、浅い満足だとは限らない。