⚫︎『生き方を探し求めて』大谷ノブ彦、平野啓一郎 (カドカワ新書 2016年)を去年の年末に読んだ。平易に読めて、とても大切なことが書いてあった。例えば、次のような個所。
P55「平野:いいことと悪いことの区別がつくようになるのも大事だけど、「程度がわかる」ってことも大事…。」
P162「平野:家族仲がいいのが当然で、そうなっていない家族は異常だ、というふうになると、やっぱりつらい人たちは増えるはず…。」これは、全く同意できる内容である。
⚫︎平野さんの「分人」とい考え方にも共鳴できる点は多い。