世界との出会い62(評価について)

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⚫︎評価ということについて考えてみると、様々なものがある。

・自己評価(自己による自己の評価)と
他者評価(他者による自己の評価)
絶対評価(自己内での比較による評価)と相対評価(自己と他者との比較による評価)
・結果評価(達成された結果による評価)と過程評価(結果に到達するまでの過程を見る評価)など。
・資本主義という体制は、評価と強く結びついている。競争原理によって展開していく制度だから、当然のことだろう。価値観の多様化によって評価も多様化しているように見える一方で、あまりに単純な経済的評価基準が幅を利かせているようにも見える。例えば、お金をたくさん払えば直ちに良いサービスが得られるとか。今、マインドフルネスという概念で示されるような「今ここ」における命の充実というような評価基準が様々な領域に浸透していくことを望みたい。

世界との出会い61(問題解決について)

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⚫︎いわゆる「頭の良さ」と記憶力の関わりは深い気がする。何故なら、問題を解決する際に、人は知識を活用するが、その知識は、記憶によって脳内に保持されているようだからである。単純な問題を解くには、殊更、大量の知識は必要ないかもしれないが、複雑な問題を解くには、それ相応の量の知識がいるのではないか。但し、問題を解こうとする意欲や情熱が無ければ、いくら知識が豊富でも問題は解けない。問題解決には、更に、判断力や構成力や計画力なども絡んでくるので、単にスタティックな問題ではない。非常にダイナミックな問題である。

世界との出会い60(動詞の過去時制)

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⚫︎例えば、Could you 〜?やWould you 〜?のような過去時制が、丁寧表現に繋がる緩衝表現になるのは、何らかの負の刺激を含むかもしれない言語表現を、現在=今から遠ざけることができるから。
⚫︎英語の文法も、単に機械的に暗記するよりも、できるだけなぜそうなるのかという意味を考えながら学習した方が面白い。もちろん、外国語は、暗記する項目は多いのだけれども。

世界との出会い59(世界の理解)

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⚫︎理論とは、世界についての精緻な説明であるが、知性に訴える学問が、この仕事を主に担う。しかしまた感性に訴える芸術も世界を理解するための重要な手立てである。世界に対する理解が深まっていけば、正しい実践を指し示すこともできるだろう。その目指すところは、命の充実、つまり、苦悩を減じ、歓喜を増すことである。

世界との出会い56(怒りについて)

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⚫︎感情の怒りエネルギーを言葉による説明に換えることが、非常に大事。(It is very important to change energy from emotion of anger into explanation through words.) 
⚫︎理解が深くなればなるほど怒りは少なくなると言えるのか。(Can we say that the more deeply  we understand the cause of anger the less anger we get?)